近八書房の店の奥に掛けられた一枚の色紙。
「雲山相對滿架書 爲 近 仁兄 蘇翁」としたためられている。
これは、祖父と親好のあった、明治から昭和にかけての言論人、歴史家、評論家である徳富蘇峰(猪一郎)の手になるものである。
この色紙がいつ頃、どの様な経緯で揮毫されたものかは聞かされていないが、蘇峰翁の蒐書になる成簀堂文庫に某かの貢献があってのことであったのだろうか。
ともかく、当時の祖父が山のように堆く蒐書をしていたのを、讃えて書いて頂いたのは間違いのないところだろうと思いたい。
この色紙は、今も店の奥にひっそりと掲げられ、近八書房の店を通り過ぎてゆく本と人を見つめ続けているのである。
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2 件のコメント
ま、歴史だけは古いですから。
それより、更新止まってもた(汗)。
こんなお宝をお持ちとは!