近八書房(ちかはちしょぼう)は、初代近岡屋八郎右衛門が、寛政元年(1789年)、金澤木ノ新保(現在の金沢市本町)にて「近岡屋」を創業、二代目が、現在の横安江町へ店を移し、書籍の出版、販売を行ったのが始まりと伝えられております。
当時は書籍販売の傍ら、浄土真宗大谷派本願寺別院の門前町でもあり、真宗関係を初めとした仏教書籍を主に、俳書、宝生流謡本、寺子屋の手本、往来物、端唄等、種々の出版を手掛けて、加賀百万石の出版文化の一端を担って参りました。
現在は古書販売を専業とし、当地の出版文化を全国へ発信すべく、日々蒐書に明け暮れております。
寛政元年(1789年)の創業から続く近八書房。書籍を通じて、石川県の歴史と共にこれまで歩んできました。
これからも、昔から続く文化を書籍を通じて今の時代に伝え、また新しい文化も書籍を通じて後世に伝えて参ります。
近八書房では、仏教書籍、俳書、謡本、往来物、端唄、史書のほか様々な古書販売を行っております。店頭での販売のみならず、ネットショップでの古書販売も行っておりますので、是非ご活用ください。